レオナルド・ダ・ビンチ展に行ってきました。
ダ・ビンチと言えば絵も上手ければ、もの凄い発明も数知れず・・・
何でも出来て何でも知っているから、「天才」なのだというイメージではありませんか?
はっきり言って違います。
天才的だったのは、「目に見たものを好きになる能力」だったでしょう。
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▲ダ・ビンチが生きていたら、こんな
オブジェにも興味を持ったでしょうか?
天才だから幾何学・光学にも造詣が深くて、この光学を学んだことがモナリザなどの
柔らかい質感の表現に繋がっている・・・と、解説文にも説明されていますが。
違うと思うよ! 光学勉強したからあんな絵が描けたんじゃねぇよ!
適当なこと言っているなよ!って思いますね。
公開されている手稿(ダ・ビンチのメモのこと)見たって、「陰影の付け方がどう」
とか考えていたとはとても思えない。
「こういう光線の飛び方、幾何学模様が綺麗だな」って考えていたんだと思うよ。
それだけだと思う。
発明にしてもそう、「こんなん出来たらいいな」というアイデアマンでこそあれ、
全てを計算づくで設計したりなんて、していないんです。
造形の美しさやイメージを大切にしていて、それをただただ追い掛けた人―
それが、村田の感じたダ・ビンチ像です。
それだけで頭の良さとか関係なく立派だし、見る人だってずっと親近感が湧くでしょう。
確かに天才ではあるけど、勝手に万能の超人みたいなイメージにするなよって言いたいです。
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「最後の晩餐」は残念ながら展示されなくなってしまったようですが、ダ・ビンチ以前と以降とで
絵画にどんな変遷があったのかを知ることができます。
個人的には、稜線を描かなくなったというのが大きな違いで、書き込みの多さ・・・
ひいては、情報量の多さが大きな違いでしょう。
そのため、(月並みですが)影の付け方がもの凄くリアルになり深みが増したと思います。
興味のある人は是非足を運んで見て下さい。 ただ、混んでてゆっくり見られないかも。
キリコの絵みたい・・・
これは神秘とか不思議とか・・・そういった「不安定な感情」が入り交じった感覚だと思う。
よく刑事ドラマとかで出てくる(?)、千本鳥居を見て村田の感想です。
ジョルジョ・デ・キリコなんてご存じない方のために解説しておくと、
村田が思い浮かべたのは『通りの神秘と憂愁』という絵で、シルエットのみで表現された人物・・・
遊んでいるのに寂しそうな少女・何故か不安を感じさせる男性の姿に、
見る人は「既視感」や「郷愁」を感じるのだと言われています。
タイムトンネルを通っているかのようと形容されることもある千本鳥居ですが、
本当にそんな感じです・・・
抜けた瞬間、異世界が広がっていてもおかしくないって感じる"何か"があるのでしょう。
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▲ホントに千本なのか?という
野暮な質問はナシね。
この千本鳥居は、伏見稲荷の駅を降りてすぐの所にある稲荷神社にあります。
村田は最上部まで行けませんでしたが、かなり上まで続いていますので、体力に自信のある方は是非。
近郊にはおそば屋さんやお寿司屋さんがあり、情緒たっぷりです。
売られているのはおいなりさんにあやかり、「きつね蕎麦」や「いなり寿司」です。
特にお蕎麦は、関西ダシで美味しいですよ!!
勝負事にも御利益があるということで、今結構逆境に立たされている村田の部署の
起死回生も祈っておきました。
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ちなみに、本日は京都出張最終日。
この土日は遊べると思っていたら、京都で某学会が開催されているらしく
「村田君この分野得意でしょ、ちょっとマーケット調査して来て」
と上からの指令が。
「キィーッ!! また休日出勤して偵察かよーっ!!」(`皿´#)
・・・とふて腐れていた村田が、唯一今回の京都で得た余暇でした。
(※前社の方々にも沢山お会いして、非常に懐かしかったんだけど・・・
今の会社でやってることバラシたら即クビなので話せませんでした。ごめんなさい。)
某所での実地試験のため、京都にしばし出張になってしまいました。
村田「え・・・?! それってAさんの仕事なんじゃ・・・」
驚いて耳を疑う村田でしたが、同部署のAさんが異動することとなり、
Aさんの仕事を丸々村田が引き受ける羽目になった模様です。
「ついでに連休で京都観光してきたらいいじゃん!」
・・・なんて、皆がうらやましそうに言う。
そりゃ、京都なんて学生時代の学会参加以来だし、行ってみたい名所旧跡だっていっぱいあるさ!
▲京都の街を一望できます
でもね・・・
「連休は、じいちゃんの法事で関東に帰らなきゃならんのですが!!」
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結局本日一日目は、横浜から移動→ホテルにチェックイン→荷物受け取り、があるために
残されたフリー時間では、京都タワー登って、本願寺見て・・・くらいが関の山。
くっそ、全然遊んだ気がしない・・・。
ちなみに、京都タワーのマスコット、「たわわちゃん」と写真を撮ることもできますよ。
「はい、チーズ」代りのコールが「ハイ、たわわ」なのが微笑ましいです。
しっかし、ベテランAさんの代りに村田を立てるなんて、この会社・・・
よっぽど根性があるのか、人手がないのかのどっちかだなって思います。(恐らく後者?)
ぺーぺーの村田で何とかなるのかな・・・ もの凄く不安だ。
これがいわゆる、「清水の舞台から飛び降りる」・・・と言う状況だろうか?
本日は、村田の勤め先と同様の研究を行っている理化学研究所(スパコン"京"とかで有名)のイベント、
"Open Day"に参加してきました。
これは基礎物理学から応用物理学、化学、生物学・・・といった、先端の科学研究内容を
一般市民に分かり易く発表してくれるというものです。
村田たちは興味からというよりは、研究の進捗具合を偵察に・・・ 早い話、
同業者のスパイをすることが目的です、
・・・休日出勤して(美容院の兄ちゃんに同情されました)。
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▲デスクトップにオーロラ、の装置
当日は雨模様、しかも駅からだいぶ離れたところに会場があるので、さぞ閑散としてるんだろうとの
予想に反し、結構な人の入りでした。
家族連れで来ている客が多くて、子供たちの理系離れも何だ心配なさそうだねって思えるほどでした。
プラズマのコーナーなど、「オーロラを自分で作ろう!」って銘打たれていて大盛況。
恥ずかしながら村田も、自分の手でプラズマ動かすのはちょっと感動しました。
難しい現象を分かり易い例えで説明していて、悔しいけどなかなか上手じゃん、って思った。
一方、偉い先生がたの講演も各会場で催されているのですが、これは正直レベルを間違いすぎ・・・
先生、相手は一般の方です! 「超微細構造」とか、通じねぇよ!
好きな分野だからって熱く語りすぎでしょ!Σ(´A`|||
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そんなこんなで、最初は気乗りしなかったのだけれど、行ってみると結構楽しかったり。
村田は大学の頃に物理やっていましたので、そのころの気持ちをちょっと思い出しました。
そのため粒子反粒子とか、自分の興味あるところだけ回っていたら、
肝心の諜報活動が殆どできませんでしたとさ。 また上司に怒られそうです(゚Д゚;
こいつゲームばかりやっているなと怒られそうですが、「Time Hollow」を始めました。
これは、過去の一部を補正して現在を変える・・・というもの。
秦建日子という有名作家がストーリー監修しているというし、やってみるかと思ったんだ。
感想は・・・「これゲームなの?」という感じ。
ゲームオーバーがあるみたいだけど、絶対ゲームオーバーしないよね、これ。
シナリオも、工夫は色々されているけど・・・ でも。
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その中で、発見したことが二つあります。
まず一つ目。
タイトル『Time Hollow』・・・ 「時に空けた穴」とでも訳すのでしょうか。
このゲーム、過去のある瞬間に穴を開けて補正するので、イメージぴったりです
(例えば、過去つまずく運命にあった石を、現代の穴から手を入れて取り除く・・・ということ)。
その作業が「ディギング」=「掘る」なので、「掘ろう」にも掛けているのでしょう、
作者は相当シャレの分かる奴っぽいってことです。
そして、二つ目。
どういう訳か・・・ ウチの実家の猫が出演しているってことです。
本日は休日出勤の代休を利用し、
映画『Les Miserables』を見に行ってきました。
「平日だからメチャ空いているだろ、フフフ・・・」
とか思っていたら、メチャ混んでました。
後ろの方の席はほぼ満席、前の方の席も極端に前しか空いてない・・・だと・・・?
よく考えたら、
しまった!! 今日から学生たちの春休みじゃないかっ!!
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▲決して無情な話じゃないです
だから上映中にガキンチョがうるさくしないか心配でしたが、始まると皆、言葉無く静かでした。
それもそのはず、のっけから「えっ、どうなっちゃうの!?」の連続で飽きさせませんし、
音楽が終始舞台を盛り上げ、「劇場でコンサートでも聴いているかのような」静かな空間なのです!
映画の良さと、ミュージカルの良さと、物語の良さとがあって、どれも犠牲になっていない。
映像美、音楽美に物語美というものがあればそれを加えて、感性全体で美を感じる作品と言えましょう。
特に、ストーリーの良さを音楽が引き立てていると思います。
最後に『とある人物が、某場所を訪れるシーン』なんて、「じわ」とくる感じですよ。
周りの皆もハンカチとティッシュ取り出してましたし、歌と、音楽って偉大だなって思う瞬間でした。
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大体において、有名小説を原作にした映画ってつまらないものが多く
(最悪だったのは、『インシテミル』。映画化して原作の良さが全部削がれた)
村田は嫌いだったのですが、認識を改めさせられました。
\1,800で見られてしまうのが申し訳ないくらい、
まっこと良き映画です。 是非、映画館に見に行って下さい。 お奨めします!
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って勿論、皆さんがこの日記を見る頃にはあらかた公開が終了していますね。
毎回のことですが、この日記で扱うネタは常に賞味期限切れ気味です。
我が部署のリーダーの方がドイツに出張してきた。
お土産のワインが三種類あるということで、社長や他の部署の皆さんを招いて、
飲み比べをやることになりました。
それは、銘柄を伏せカップに注がれた各ワインを、4人から1人ずつ選ばれた代表者が
テイスティングし、価格順を当てるというものなのですが・・・
ワインはそれぞれ、¥2万、\6000、\2000くらいのものと説明される。 ・・・落差でかっ。
ここで逆順に並べようものなら、「こいつは味も分からないトンチキ」というレッテルを
"社長の前で"貼られるというデス・ゲームである。
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▲自慢ではないが村田、ワインの
味なんて分からない人です
並んでいた順(価格順とは限らない)に、(A)、(B)、(C)とします。
真っ先にテイスティングしたのは、モチロン社長。
社長チョイスは、(B)→(C)→(A)。
・・・続く皆さん、同じチョイスばっか。
(どいつも"安全策"かよ! このオベッカ野郎どもがぁあ!!)
つまんねぇな!と、内心毒づいていたら、我がチームでこの大役を仰せつかったのが、
よりにもよって村田でした。
・・・味見してみて、思ったこと。
(A)→香らない。たぶん安いだろうな、と想像。
(B)→すっごい濃ゆい感じ。脳天直撃する強い味。
(C)→フルーティーで飲みやすい。安心して飲める。
村田「(C)→(B)→(A)だと思います!!」
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気になる結果はというと。
12人やって、村田と、もう一人の出向者の方だけが正解でした!
ハッハッ、香りや味が濃ゆいから高いとは限らないんだぜ・・・。
そうだったら、つけ麺はハイパーインフレであろう!m9(`Д´)
謎の決め台詞を残し、村田は有頂天である。
社長の前でエエカッコ出来たと思ったら、ウチのリーダーの方のコメントは
「村田君は、仕事できねぇのにワインは分かるんだねぇ・・・」
・・・あーっ、くっそ、反論できない! 何、この試合に勝って勝負に負けた感じ?!
▲変なメッセージの元ネタはこちらを参照。
因みにHR(ハンターランク)8以上は"熟練者"です。
・・・上手くなってどうする、村田?!
連日の休日出勤にちょっと村田はバテ気味です。
「代わりに手当も付くし、代休も貰えて色々いい思いをしているだろ?」
と、お思いかも知れない皆さんへ。
飛び石で1日だけ平日休みが取れて、やりたいことがあるのか?!
平日に映画とか見に行けば空いてるし、役所とか銀行とかも余裕で行けるよ。
だけど他の皆さんが仕事で自分だけ休みって、意外と遊べないモンなんだなと思い知るこの頃。
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ここ最近で楽しかった思い出?
そりゃ勿論あるよ! 村田、よくモンスターハンティングに行きましたもん。
・・・一人で。(´Д`;
む、むしろ手当要らんので休ませてくれんかな・・・
この村田、容赦 "されてない" 感じです。