「これまであなたが見てきた、一番大きな影は何の影か?」 | ||||
ややっ?! おれの記憶している限り、『占星術殺人事件』とはまるで
逆の読者層ではないか。 | ||||
簡単に説明すれば、こうだ。 | ||||
精神異常者が書いたとしか思えないこの手記を、
かの御手洗探偵は事実と信じて疑わない・・・?! |
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滅んだ世界で、死体が合成されて蘇った?! | ||||
まず、この奇人が書いたような手記に俄然おれたちは興味を
持つ訳だが、最大の魅力として | ||||
なるほど、この物語では謎を解いて見せろと言うよりも、 | ||||
なかなか的を射ている。そう、「日常の盲点に気づかされる」という事に他ならない。 | ||||
なるほど、日常に溺れると全てが『当たり前』に
なってしまう事への警鐘・・・ | ||||
まぁ、この非日常的で強引な感じが、作者らしいと言えば「らしい」とも言えるがな・・・。 | ||||
うむッ!! | |||